- 2022.06.01
- 著作権の豆知識
日本の楽曲でも海外配信が含まれると「シンクロ権」が発生します!!
楽曲の付いた動画を配信する場合、海外楽曲であればもちろん「シンクロ権」(楽曲を動画と同期させて利用できる権利)が発生するため、海外の音楽出版社(オリジナル・パブリッシャー)または著作権者へ利用許諾申請が必要となります。(JASRACへの使用料支払いのみで完結する楽曲もありますので確認が必要です。)
日本の楽曲であれば、動画と同期させて国内配信しても、日本の著作権法で「シンクロ権」はなく、複製権の一部に含まれる権利と考えられているため、JASRAC管理曲であれば同団体への使用料支払いで完結します。
しかし、近年は日本の楽曲であっても日本を含む海外へ配信するケースが増えており、この場合、海外配信に対しては「シンクロ権」が発生することになりますので、国内の音楽出版社(オリジナル・パブリッシャー)または著作権者に対して「シンクロ権」の利用許諾申請が必要となります。
日本の楽曲でも海外配信が含まれる場合、「シンクロ権」が発生しますので注意しましょう。
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